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技術紹介NO.74(プレス カス上がり改善)

技術紹介担当の営業課牧〇です!

第74回目は、「プレス カス上がり改善」を紹介します!
まず、「カス上がり」の現象を簡単に説明します。

当社では、金属板材をプレス機と金型を用いて、打ち抜き加工を行っています。

上型のパンチが下型のダイに飛び込むことで金属材が打ち抜かれます。
この際、打ち抜かれて不要になる金属くずをスクラップと呼びます。

本来このスクラップは金型外に押し出され、排出されます。

しかし、まれにスクラップが金型外に押し出されず、
金型内に浮き上がってしまうことが有ります。
これを「カス上がり」と呼びます。

スクラップが金型に残ったままの状態で
再度金型が閉じられ、打ち抜き加工を行うと
製品変形や金型破損に繋がってしまいます。

当社はこの問題を解決するために、
金属の種類やスクラップの形状に合わせた
ダイ形状の設定のみならず、
金型内のエアー吹き付け・バキュームを活用した改善にも取り組んでいます!


文章だけでは分かりにくい為写真を用いて説明します!

以下の写真は上型のパンチが
下型のダイに飛び込むことで
金属材が打ち抜かれる様子を図にしたものです。

以下の写真は「カス上がり」が発生したときの様子を図にしたものです。


プレス打ち抜き加工において、
カス上がりは永遠のテーマであり、未だ撲滅には至っておりませんが、
発生ゼロに向け、NPS活動を通じ、引き続き改善を進めてまいります!

上記の説明で分からないと思った方、
より分かりやすく具体的に説明を致しますので
是非、工場見学へお越しください。

当社の特色である一貫生産体制や
精密成形・フープ成形・自動インサート成形・精密プレス
・フープ洗浄機も併せてご説明致します。
※フープ成形 製品例・・・
 パワーウィンドウスイッチ部品、ボールベアリング部品
 コンデンサ部品(台座・座板)を生産しています。

また、 当社の様子が分かる動画をYouTubeで配信中です。
是非以下、URLからご覧くださいませ。
http://www.youtube.com/watch?v=5NYb2waNUhs

工場見学に関するお問い合わせは・・・
TEL:0265-86-3215 
営業課 松本 or 牧島まで

お願いですが、ご来社される方はマスク着用をお願いします。
また、弊社や地域による事情から、ご来社をお断りする場合がございます。
何卒、ご理解とご協力の程お願いします。

以上です。

来月もご期待ください!

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