スタッフブログ

海外工場からのお知らせNo.63 ぼくらの96日間戦争!後編

前回の海外工場からのお知らせNo.63 前編に引き続き
後編を掲載いたします。(前編とは、、、と思った方、
12月20日更新で記事を掲載しています。是非前編からご覧ください)


私たちが全員で工場生活を乗り越えられた理由は大きく2つ有る。
1つ目はフットサルコートがあり運動できたこと。
2つ目はルール内の下、飲酒を許可したことである。
週末は必ずサッカーをして楽しんだ。ベトナム人は皆負けず嫌いで
常に真剣勝負だった。しかし、駐在員の一部はゴルフの練習に汗を
流した。。その写真がこれだ。
 

経験者も素人もいる中で全員が楽しめた。
※体力がなく皆、直ぐ交替するだけだが・・・。
写真は資材・生産技術部VS製造チームのガチンコ試合。
審判は私。日曜朝7時からキックオフ!白熱した試合は
5対4で製造チームが勝利した。負けチームの罰はビールを
ご馳走することだった・・・。
女性社員はコート横で応援し、これがいつしか
イベントとして開催されるようになっていたため
長く感じる休日が少し癒やされていたと思う。

またルール内であれば飲酒を許可していたため夜な夜な
ビール片手に語り合うことができ、話したことない
スタッフとも距離が縮まる感じがした。普段の生活では
できない分、絆が深まるとも感じた。ちなみに私は
工場生活が終わるころ、少し会話ができるくらいに
ベトナム語が身に付いていた・・・。


9月3日:私たちは3ヵ月に1回の誕生日パーティーを開催した。
通常であればレストランで行っていたが今回は工場内での
開催であった。バナナの葉に皆で焼いたBBQを盛り付け、
ステージを飾り付けたためトラックターミナルが一転して
リゾート地に変身した・・・とまではいかないが、雰囲気はそこそこだった。
 

終盤にはカラオケタイム。参加者を募り採点方式で順位を決め
賞品を渡した。みんなでとても楽しんだ1日であり、これだけ
苦しい生活の中、みんなのあれだけの笑顔と笑いに感動した
1日でもあった。
 

10月中旬に入ると工場内生活中に全員がワクチンを
2回摂取した。並びに街からも感染者がだいぶ減っていた。
10月22日:工場隔離解散!!
 

96日間の工場生活を終え、ようやく私たちは自宅に帰ることが
できた。長い戦い・・・途轍もなく強大な敵に皆で立ち向かい
勝利したような感覚であった。共に協力してくれた社員の
皆さんには本当に感謝している。また各方面から激励の電話を受け
力になりました。ご支援頂いた全ての方に感謝しております。
 

追伸
自宅に戻るといつもの一人暮らしが始まる。静かな部屋で
一人3ヵ月間を振り返る。バカ騒ぎする連中はいないし、
一定のリズムを繰り返す機械音も聞こえない・・・。
ベッドは寝心地は良い・・・ しかし、どことなく寂しい
気持ちになる。翌日、質素な朝食を食べ終わると、
私はさっそくホーチミンシティに向かったのだった・・・


編集長より
日本にいた我々には想像もつかない過酷な日々を送っていたのだと思います。
それでも、みんなで力を合わせて乗り越えたベトナム工場スタッフの絆の強さは
みなさまにも伝わったのではないでしょうか?(自慢のスタッフ達です)
スタッフ同士の絆もモノづくりには大変重要なことのひとつだと思います。
これからも全社一丸となって南信精機を盛り上げていきましょう!

今年最後の記事となりました。
本年も大変お世話になりました。
この1年間、皆さまにご愛読頂けて大変嬉しく思っております。
引き続き興味を持って頂ける様な記事を更新いたしますので
来年も是非ご覧いただけます様お願い申し上げます。

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